野球人口の裾野を広げたい
年々世の中的に野球人口が減少していると言われていますが、まさに自チームでも選手不足が大きな課題となっています。
現在のチームの部員数
6年生:11人
5年生:6人
4年生:13人
3年生:2人
2年生:1人
1年生:1人
合計:34人
少年野球では通常6年生主体のAチームと4年生以下のCチームに分かれます。(5年生主体のBチームもあります)
自チームも今季は上記メンバーで、5年生以上のAチームと4年生以下のCチームに分かれて活動しています。
現6年生が引退するとこのままでは来年4年生以下が4人となり、Cチームを作ることができなくなってしまいます。
おそらく私が知ってる限りでは、これまでCチームは10年以上活動を続けています。
このままではかなりマズイ・・・
チームの問題ではありますが、そもそも野球業界?スポーツ界全体の問題でもあるのでは?
【野球人口の推移】
■少年野球人口
170,000人(2007年)
115,000人(2016年) ▲65,000人
■少年野球チーム数
1万5,000チーム(2006年)
1万1,000チーム(2018年) ▲4,000チーム
※詳しい数字をどこで調べたらよいかわからないですが、確実に年々チーム数も部員数も減少しています。
【野球の課題】
ではそもそもなぜみんな野球をやらなくなったのか?
○機会が少なくなった
プロ野球のTV中継が放映されない。(特に今年は無観客から入場制限)
公園で野球が出来ない(狭い、ボール遊び禁止)
どこでキャッチボールをすれば良いのか?
○道具代が高い
ユニフォームにグローブにバットにスパイク。。。
○坊主
強豪校も坊主以外OKになりつつあるが、まだまだ坊主にしないといけないチームが多い。
もちろん、うちのチームは坊主以外もOK。卒団した息子もずっと髪長かった。
坊主にしても野球が上手くなるわけではないので。。。
○お茶当番
毎週土日に保護者が必ずグランドに出て、お茶出しをしないといけない。
うちのチームはなくしました。
○ルールが複雑すぎる
野球経験のない子供や親がやろうと思ったら難しい印象があるのでは?と思います。
〇他のスポーツの選択肢が増えた
習い事ランキング
1位 水泳
2位 サッカー
3位 テニス
4位 野球
4位・・・やっぱりあんま人気ないですね。
でもこれは好きなことをする事が一番大切だと思うので、他のスポーツをするのはとても良い事だと思う。
できれば、家でゲームばかりするのではなく、友達と一緒に体を動かしたりして欲しい。
【野球をやるメリット】
ではなぜ野球した方が良いのか?
〇団体競技であること
野球はチームワークを養いやすいルール設定になっていると思います。
守備と打撃の機会が平等にみんなに与えられるので、誰か一人だけすごい選手がいてもダメでチーム全体の能力が勝敗に関わってくる。
〇礼儀、挨拶
道具を大切にする。グランドや相手チーム、応援者、指導者に対して必ず挨拶をする。
協調性・思いやり・責任感・チャレンジ精神・自立・感謝など野球から学ぶ事も多いと思います。
〇経験による成長
普段の生活では出来ない経験と味わえない感動がある。
試合になると「ドキドキ」「ワクワク」興奮するし、喜怒哀楽の感情を爆発させる事もある。
試合に負けて泣いたり、勝って喜んだり。
それが一人ではなく、チームメイトと共感もできます。
こういう感情はなかなか普段の生活では感じる事ができないと思います。
頑張って努力した分、感動できる!!
実際に低学年が入部すると最初はお母さんがいないと何もできなかったり、何でもお母さんに聞いていた子が、一緒に野球をしていると1人でできる事が増えていきます。
そうやって子供たちが成長する姿を目の前で見る事ができるのが何よりも指導者のやりがいになっています。
■これから自分がやるべきこと
〇情報発信
いろんなところで少年野球を知ってもらうために情報発信をする。
このブログもその手段のひとつとなっています。
チームポスターなどお店に貼ってもらう。
〇機会をつくる
体験会実施
チームでは本来、年に1、2回しかしない野球体験会を、今年はコロナ自粛明けに毎月実施しています。
やはり続ける事で口コミなどで広がっていきます。
最初は入る気がなかった子供たちがみんなと一緒に体を動かすことでやりたくなる事が多いです。
先日はホームラン競争・ストラックアウト・ベースランニング競争をしましたが、たまたまテニスボールを拾って遊んでる子から玉入れしたい!って言われたので急遽玉入れしましたがめちゃくちゃ盛り上がりました!
さすが運動会にも採用されてるだけありますね!
とにかく子供たちがおもいっきり楽しめる環境をつくってあげたい。
そして大人も一緒に楽しんで、たくさん素敵な想い出をつくってあげたい。
#野球人口の裾野を広げたい